胸水貯留を契機に発見された胸膜原発骨肉腫の1例

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  • A case of pleural osteosarcoma detected from pleural effusion

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症例は46歳女性で,呼吸困難を主訴に近医を受診し,胸部レントゲンで左大量胸水を指摘された.胸部CTでは左胸腔内に境界明瞭な石灰化を伴う充実性腫瘤を2ヵ所認め,胸壁腫瘍を疑い手術を行った.病理所見では類骨を伴う骨組織を含んだ腫瘍で,壁側胸膜原発の骨肉腫と診断された.術後経過は良好であり,術後第5病日に退院となったが,術後2週間で再発をきたし化学療法を行った.化学療法後腫瘍の増大は認めなかったため,根治手術目的に再手術を行った.胸腔内骨外性骨肉腫は比較的稀な疾患であり若干の文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (11)*注記

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