グリコシルジフェニルホスファートを用いる1,2-cis-α-グリコシド結合の立体選択的構築とα-ガラクトシルセラミド(KRN7000)の合成

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タイトル別名
  • Stereocontrolled Construction of 1,2-cis-.ALPHA.-Glycosidic Linkages Using Glycosyl Diphenyl Phosphates and Synthesis of .ALPHA.-Galactosylceramide KRN7000
  • グリコシルジフェニルホスファートを用いる1,2-cis-α-グリコシド結合の立体選択的構築とα-ガラクトシルセラミド(KRN7000)の合成[含 英語文]
  • グリコシルジフェニルホスファート オ モチイル 1 2 cis アルファ グリコシド ケツゴウ ノ リッタイ センタクテキ コウチク ト アルファ ガラクトシルセラミド KRN7000 ノ ゴウセイ ガン エイゴブン
  • Stereocontrolled Construction of 1,2-cis-α-Glycosidic Linkages Using Glycosyl Diphenyl Phosphates and Synthesis of α-Galactosylceramide KRN7000

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抄録

汎用性が高く立体選択的な1,2-cis-α-グリコシル化反応の開発は、糖鎖合成化学における重要な課題である。最近、我々はグリコシルジフェニルホスファートを糖供与体として用いる1,2-cis-α-グリコシド結合の高立体選択的構築を達成した。ベンジル基で保護したグルコースおよびガラクトース糖供与体、アセチル基で保護した2-アジド-2-デオキシ糖供与体を用いた場合、ジオキサン/エーテル(1:1)混合溶媒中0.05–0.2 当量の過塩素酸存在下で種々の受容体アルコールのグリコシル化反応を行うと、良好な収率かつα-選択性で対応するグリコシドが得られた。本法を利用することで、CD1d分子を介してナチュラルキラー(NK)T細胞を活性化するα-ガラクトシルセラミド(KRN7000)の立体選択的合成を達成した。

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