移動体の大きさの変動を考慮した歩容解析のための動作パラメータ・移動速度変動の推定

  • 大草 孝介
    中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻
  • 鎌倉 稔成
    中央大学理工学部経営システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A STATISTICAL REGISTRATION OF SCALE CHANGING AND MOVING OBJECTS WITH APPLICATION TO THE HUMAN GAIT ANALYSIS
  • イドウタイ ノ オオキサ ノ ヘンドウ オ コウリョ シタ ホヨウカイセキ ノ タメ ノ ドウサ パラメータ ・ イドウ ソクド ヘンドウ ノ スイテイ

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抄録

近年,映像データを用いた歩容研究が盛んに行われているが,その解析は撮影条件に依存しており,対象がカメラに正対して移動する場合,映像上で対象が拡大してくるために,歩行周期などの歩容に関するパラメータの特徴量推定が難しいという問題を抱える.この問題に際し,本論文では映像上の拡大成分の補正と,対象の動作モデルのパラメータ,移動速度変動を推定する手法について提案する.提案手法では,最初に対象の移動領域を抽出し,その外接矩形を推定する.次に,カメラと観測対象との関係を元に,非線形最小二乗法を用いて映像上の拡大成分,移動速度変動,動作モデルのパラメータについて推定を行う.検証として,カメラに正対して移動する人間の歩行データについてモデリングを行い,その評価においては,実際の歩行データに提案手法を適用し,その有効性を確認するとともに,そこから得られる知見についての考察を行う.

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参考文献 (45)*注記

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