書誌事項
- タイトル別名
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- A DEVELOPMENT OF SEQUENTIAL CONTRAST PROCEDURE AND COMPRATIVE STUDY
- チクジガタ タイヒホウ ノ カイハツ ト ヒカク ケンキュウ
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抄録
多重比較法の中で代表的な手法の1つにScheffe法(1953)がある.Scheffe法は,母平均間の関係を対比で表現し,いくつかの対比を同時に検定する方法である.始めに,2群の各々が複数の水準からなっていると仮定し,2群比較のためのいくつかの対比をもとに,2群の効果の差を検定するためのScheffe法を考える.しかし,この2群比較のためのScheffe法は,全ての水準で得られた観測値をもとに,対比で表された帰無仮説を検定する方法であるため,観測値が容易に得られない場合や少ない観測数で早い結論を得たい場合には,この方法は必ずしも有効でない.そこで本研究では,2群の効果の差の検定に関し,少ない観測数で早い結論を得るための方法を実現するため,段階的に対比を用いながら2群の効果の差を逐次的に検定する逐次型対比法を提案する.本論文では,始めに2群比較のためのScheffe法を検討する.次に逐次型対比法を開発する.シミュレーションでは,2群比較のためのScheffe法と逐次型対比法の性能の優劣を比較する.
収録刊行物
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- 計算機統計学
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計算機統計学 24 (2), 73-88, 2012
日本計算機統計学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204380320768
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- NII論文ID
- 110009490083
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- NII書誌ID
- AN10195854
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- ISSN
- 21899789
- 09148930
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- NDL書誌ID
- 023923259
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可