多変量t母集団におけるMANOVAの次元検定について

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タイトル別名
  • TESTS OF DIMENSIONALITY FOR MANOVA UNDER MULTIVARIATE t POPULATIONS
  • タヘンリョウ t ボシュウダン ニ オケル MANOVA ノ ジゲン ケンテイ ニ ツイテ

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説明

多変量分散分析(MANOVA)における次元に関する検定問題では,LR(Likelihood Ratio)型,LH(Lawley-Hotelling)型,BNP(Bartlett-Nanda-Pillai)型の検定方式が代表的であるが,これらの帰無分布は局外母数に依存することが知られている.Yoshida et al.(2002)は,elliptical母集団の下で,上記3タイプの帰無分布に関して上界となる,局外母数に依存しない新たな検定方式を提案し,contaminated正規母集団の下では,LR型,LH型については,帰無分布に関して上限になることを証明している.本稿では,多変量t母集団における次元検定について考察し,Yoshida et al.(2002)が提案した検定方式は,contaminated正規母集団のときと同様,LR型,LH型については,帰無分布に関して上限になることを示した.

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