航空機レーザースキャナーを用いたスギ人工林計測におけるレーザー光の林冠透過率と地上照射密度の影響

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タイトル別名
  • Influence of transmittance and sampling density of laser beams in forest measurement of a Cryptomeria japonica stand with an airborne laser scanner
  • コウクウキ レーザースキャナー オ モチイタ スギ ジンコウリン ケイソク ニ オケル レーザーコウ ノ リンカン トウカリツ ト チジョウ ショウシャ ミツド ノ エイキョウ

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説明

スギ人工林間伐試験地での航空機レーザースキャナー計測において,間伐強度別のレーザー光の林冠透過率と,レーザー光の地上照射密度が立木本数や樹高の推定に与える影響を調べた。DEMの精度に影響を与えるレーザー光の林冠透過率は,81年生の林分の強度間伐区,弱度間伐区,対照区でそれぞれ28.1%,26.8%,21.3%であり,レーザースキャナーデータから作成した0.25mメッシュでのDCMからの立木の抽出率はそれぞれ95.8%,86.5%,75.2%であった。抽出された立木のDCMによる樹高と地上での測定による樹高との相関係数は0.92であった。レーザー光の地上照射密度を減少させた場合,3〜5点/m^2以下で立木の抽出率が急激に低下した。さらに,レーザー光の高密度照射と低密度照射によるDCMから抽出された立木の推定された樹高の差は0.5〜0.6mであり,低密度照射によるDCMでの樹高の方が過小な値を示した。

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