順位による情報を用いた平均の区間推定
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- 白旗 慎吾
- 大阪大学教養部統計学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- INTERVAL ESTIMATION IN RANKED SET SAMPLING
抄録
少数個の要素間では測定を待たずにその順位を視覚等の手段で知ることができるが,精密な測定は困難な状況を考える.このような場合(Ranked Set Sampling)の平均の点推定量がMcIntyre (1953)やTakahasi & Wakimoto (1968)で提案され,測定回数が同じなら単純な無作為標本に基づく標本平均より精度が良いことが示されている.しかしながら,区間推定量はまだ考えられていなかった.本論文では,点推定量の分散の推定量で規準化した統計量を考え,その分布を正規分布,t-分布,修正した自由度のt-分布で近似することによって信頼限界を与える区間推定量を構成し,その性能の比較を行う.
収録刊行物
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- 計算機統計学
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計算機統計学 6 (1-2), 15-23, 1993
日本計算機統計学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204384585344
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- NII論文ID
- 110001239490
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- ISSN
- 21899789
- 09148930
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可