[Rh(Ph<sub>2</sub>N<sub>3</sub>)(CO)(PPh<sub>3</sub>)<sub>2</sub>]触媒による1-ウンデセンのヒドロホルミル化反応

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タイトル別名
  • Hydroformylation of 1-Undecene Catalyzed by [Rh(Ph<sub>2</sub>N<sub>3</sub>)(CO)(PPh<sub>3</sub>)<sub>2</sub>]
  • [Rh(Ph2N3)(CO)(PPh3)2]触媒による1-ウンデセンのヒドロホルミル化反応
  • Rh Ph2N3 CO PPh3 2 ショクバイ ニ ヨル 1 ウンデセン ノ ヒドロホルミルカ ハンノウ
  • Hydroformylation of 1-Undecene Catalyzed by [Rh(Ph2N3)(CO)(PPh3)2].

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説明

[Rh(Ph2N3)(CO)(PPh3)2](トリアゼニドロジウム錯体)による1-ウンデセンの均一系ヒドロホルミル化反応を,種々の溶媒(トルエン,ベンゼン,アセトン,テトラヒドロフラン)を用いて,合成ガス(CO/H2 = 1/1)の圧力1.0 × 105 Pa,温度313 Kの条件下で行った.いずれの溶媒を用いた場合も,ドデカナールおよび2-メチルウンデカナールが生成し,前者の生成量は後者よりも多い.そのほかに少量の2-ウンデセンが1-ウンデセンの異性化反応によって生成した.<br>  溶媒としてトルエンを用いた場合,温度313 Kにおいて,合成ガスの圧力を1.0 × 104 – 1.0 × 106 Paの範囲で変化させて反応を行ったところ,ドデカナールおよび2-メチルウンデカナールの収率は,1.0 × 105 Paで極大に達した.一方,2-ウンデセンの収率は圧力を上げるにしたがって減少した.合成ガスの圧力1.0 × 105 Paにおいて,温度を303–333 Kの範囲で変化させて反応を行ったところ,ドデカナールおよび2-メチルウンデカナールの収率は,323 Kで極大値に達した.一方,2-ウンデセンの収率は温度の上昇とともに増加した.また,合成ガスの圧力1.0 × 105 Pa,温度313 Kで,PPh3を添加すると,誘導期を経て反応が起こり,さらに多量に添加すると抑制作用が認められた.ヒドロホルミル化反応の反応機構を考察した.

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参考文献 (14)*注記

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