書誌事項
- タイトル別名
-
- Photochemical C-P Bond Cleavage of Some (Substituted Benzyl)phosphonic Acid Derivatives
- チカン ベンジルホスホンサン ユウドウタイ ノ ヒカリ ニ ヨル C P ケツ
この論文をさがす
抄録
数種の置換ベンジルポスホン酸を合成して,その光化学反応の挙動について検討した。ニトロ-,ベンゾイル-およびフェニルスルポニルベンジルポスホン酸はアル力リ水性溶液として,パイレックスガラス容器で,高圧水銀灯を用いて光照射すると容易にC-P結合は切れ,対応する置換トルエン誘導体とオルトリン酸を効率よく生じる。この反応は光による分子内電子移動で始まりラジカルアニオンを経て置換ベンジルアニオンとメタリン酸モノマー陰イオンを生じるものと考えられる。ここで発生するメタリン酸モノマー陰イオンを利用してリン酸エステルの合成を行なった。すなわちp-(ベンゾイルベンジル)ホスホン酸を用い,無水アルコール中,1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク-7-エンを塩基として用い,光照射することによって高収率でリン酸エステルを得ることができた。
収録刊行物
-
- 日本化学会誌(化学と工業化学)
-
日本化学会誌(化学と工業化学) 1987 (7), 1255-1261, 1987-07-10
公益社団法人 日本化学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204388099456
-
- NII論文ID
- 130004060434
- 40002844825
-
- NII書誌ID
- AN00186595
-
- COI
- 1:CAS:528:DyaL1cXitVCksrs%3D
-
- ISSN
- 21850925
- 03694577
-
- NDL書誌ID
- 3144138
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可