ギ酸-ギ酸塩水溶液中におけるクロロペンタアンミンルテニウム(III)の電解還元によるカルボニルペンタアンミンルテニウム(II)の生成反応

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  • Formation of Pentaamminecarbonylruthenium (II) by Electrochemical Reduction of Pentaamminechlororuthenium (III) in Aqueous Formic Acid-Formate Solutions

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クロロペンタアンミンルテニウム(III)塩化物をギ酸-ギ酸ナトリウム水溶液中で定電位電解還元ナるとカルボニルペンタアンミンルテニウム(II)が生成する。光透過性薄層電極による測定から,この反応はホルマトペンタアンミンルテニウム(II)を中間体として進行することを示唆する結果が得られた。塩化ナトリウムを含む上記水溶液中(イオン強度0・5mol・dm-3)でこの反応の速度をポーラログラフ法により25℃ で測定しだ。クロロおよびアクア錯体と平衡にあるホルマト錯体がカルボニル錯体になる過程(この速度は,水素イオンおよびギ酸によって促進される)が律速であると考えると,反応速度のギ酸およびギ酸イオン濃度依存性を合理的に説明できる。

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