書誌事項
- タイトル別名
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- A unified System for the Measurement of Transient Properties of Fluorescence by Combining a Single Photon Counting Technique and a Personal Computer
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説明
単光子計数法を用いた蛍光の時間特性の総合測定装置を報告する.この装置は,製作が容易で比較的低廉な経費で実現可能という特徴を有する.<BR>蛍光減衰曲線の測定には時間相関単光子計数法を採用した.励起パルス光源として窒素を常圧で封入した自走型の放電管を自作した.蛍光寿命は,減衰曲線からコンポリューション効果を考慮したシンプレックス法による非線形最適化プログラムにより求められる.時間分解スペクトル測定は,タイムアナライザーをタイムゲートとして動作させ,単位時間当たりのパルス数をカウントし,波長スキャンを行うことで測定した.本装置では,データ積算にマルチチャンネルアナライザーよりは安価でメモリーも多いなどの利点があるパーソナルコンピューターと汎用カウンターボードの組み合わせを用いた.<BR>蛍光寿命の標準物質を用いた性能評価から,本装置は蛍光寿命を0.2ns以下の精度で測定できることが確かめられた.
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1994 (2), 115-120, 1994-02-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204388574592
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- NII論文ID
- 130004060897
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- COI
- 1:CAS:528:DyaK2cXitlSnsbs%3D
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可