炭化水素の全光化学活性量分析への化学発光法の応用

書誌事項

タイトル別名
  • Application of the Chemiluminescence Method to the Determination of Total Photochemical Activity of Hydrocarbons

抄録

炭化水素一酸素原子系の化学発光法を応用した炭化水素の全光化学活牲量分析法を開発した。本法によれば,アルカンからアルケンまでの広範囲の炭化水素に対して,その光化学活性に応じた化学発光出力が得られる。化学発光は,炭化水素と酸素原子との反応過程で生ずるOH(A2Σ+)からの波長30890Å.(波長範囲±10Å)を測定して求めた。炭化水素の光化学活性は,炭化水素と酸素原子との反応で代表できることを提案した。メタン,エタン,プロパン,ブタン,ベンゼン,トルエン,アセチレン,エチレン,プロピレン,cis-2-ブテンについて,速度定数(Kox)と化学発光量との関係を検討した結果,酸素原子濃度[O]と反応ガスの受光面通過時間,Δtとの積が[O]Δt<0.7×10-12mol・cm-3・sの場合に,Kox=1×1013cm3・mol・cm-3・s-1以下の上記炭化水素に対して,その光化学活性に応じた発光出力が得られた。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ