ウルツ鉱型窒化ホウ素を出発物質とした高密度型窒化ホウ素の超高圧力焼結体

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タイトル別名
  • Very High Pressure Sintering of High Dense Form Boron Nitride using Wurtzite Type as Starting Materials
  • ウルツコウガタ チッカ ホウソ オ シュッパツ ブッシツ ト シタ コウ ミツ
  • ウルツ鉱型窒化ほう素を出発物質とした高密度型窒化ほう素の超高圧力焼結体

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説明

衝撃合成ウルツ鉱型窒化ホウ素(w-BN)粉末を圧力6.7GPa,温度1150~1900℃ で処理し,焼結にともなう微細構造の変化を観察した。また,焼結体の微小硬度を測定し,それらについて検討した。<BR>w-BN焼結体は層状組織をもつ二次粒子が複雑に配向した微細構造をもっている。この微細構造はセン亜鉛鉱型BN(Z-BN)への相転移にともなう粒成長が起こるまで維持されている。z-BNは板状の粒成長形態を示し,その板状面がz-BN結晶の(111)面に相当している。このz-BNの特異な粒成長はw-BN微粒子からなる配向組織およびz-BNの晶癖と関連があると考えられる。BNが粒成長を起こす温度より低い処理温度で得た焼結体のかさ密度と微小硬度はz-,その処理温度が高くなるほど,いずれも増加したが,それ以上の温度ではふたたび低下した。<BR>z-BNが粒成長を起こす直前の処理温度(1600℃)で理論密度に達する焼結体が得られた。この焼結体はw-BNとz-BNからなり,微小硬度は8000kg/cm2以上であった。しかし,z-BNが粒成長を起こした焼結体の密度は低下し,微小硬度は3000~4000kg/cm2であった。0

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