アルキルアミノホスホニウム塩の電解法によるホスホニウムイリドとイミノホスホランの選択的生成

書誌事項

タイトル別名
  • Selective Formation of Phosphonium Ylide or Iminophosphorane by Electroreduction of Alkylaminophosphonium Salt
  • アルキルアミノホスホニウムエン ノ デンカイホウ ニ ヨル ホスホニウムイリド ト イミノホスホラン ノ センタクテキ セイセイ

この論文をさがす

説明

簡便でかつアジドやリンのジハロ誘導体を用いることなく安全にイミノホスホランを合成する目的で,アルキルアミノホスホニウム塩の電解還元を行った.等モルの電気量を通電することにより一電子還元が起こり,α位の水素ラジカルが引き抜かれ,リンイリドおよびイミノホスホランが生成することを見いだした.この系にアルデヒドを共存させて得られる反応生成物を単離,同定した.アルキル置換基が電子供給基であるMe基ではイミノホスホランが定量的に得られた.一方,電子求引基を有するアルキル置換基の場合は,定量的にイリドのみを与えた.ベンジル基を有するホスホニウムイオンではWittig反応とAza-Wittig反応の両経路が進行し,相当する混合物を与えた.<br>

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (77)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ