モンモリロナイト系粘土鉱物によるカチオン界面活性剤の吸着除去

書誌事項

タイトル別名
  • Adsorption and Removal of Cationic Surfactants by Montmorillonite Clayst
  • Adsorption and removal of cationic surfactants by montmorillonite clays.

説明

モンモリロナイト系粘土鉱物の吸蒼性を利用したカチオン界面漬性剤含有戟水処理の趨能性を検討するため,5種類のモンモリロナイト系粘土鉱物による第四級アンモニウム塩型カオチン界面活性剤の吸着除去性を調べ,影響因子および吸着除去機構を検討した。モンモリロナイト系粘土鉱物は,活性炭などの従来の吸着剤にくらべて,かなり高い吸着除去性を示した。Na型の粘土試料はCa型,Al型,Fe型などの粘土試料とかなり違う吸着除去性を示した。このような交換イオンによる違いは,粘土試料の湿潤状態における性状の相違によって解釈された。同じ交換イオンの粘土試料の間では, 陽イオン交換容量が大きいほど吸着除封生が高かった。pHの影響は小さかった。共存陰イオンは,ミセルの会合数を増大させる効果の大きい順NO3->Cl->SO42-に吸着除去性を増加させた。共存陽イオンは,イオン交換選択性の大きい順Fe3+>Al3+>Ca2+>NH4+>Na+に吸着除去性の増加効果を小さくした。また,モンモリロナイトやベントナイトの吸着前後の結晶底面間隔の変化から,カチオン界面活盤剤は交換イオンの種類によらず結晶層間に入ることが明らかにされた。また吸着後の粘土懸濁液ほ容易に脱水汐過できた。

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