[Cr(L-orn-isoleu)(L-leu)<SUB>2</SUB>]の合成と立体選択性

書誌事項

タイトル別名
  • Preparation and Stereoselectivity of [Cr(L- or D-isoleu) (L-Ieu)<SUB>2</SUB>]
  • 〔Cr(L-or D-isoleu)(L-leu)2〕の合成と立体選択性
  • Cr L or D isoleu L leu 2 ノ ゴウセイ ト リッタイ
  • Preparation and Stereoselectivity of (Cr(L- or n-isoleu)(L-leu)2).

この論文をさがす

抄録

出発物質[Cr(L-leu)3(NCS)(OH)2]とL-,D-またはDL-イソロイシンをエタノール溶媒中で反応させ,クロム(III)混合アミノ酸錯体を合成した。反応中で得られる錯体:L-および,イソロイシンを使用した場合にはそれぞれfac(+)[Cr(Lisvleu)(L-leu)2]3H2Oおよびfac(-)[Cr(D-isoleu)(L-1eu)2]・3H20が得られ,L-形とD-形の違いによって逆の立体選択性を持つという興味ある結果が得られた。一方,DL-イソロイシンでは,同組成のレイソロイシンとD-イソロイシンがほぼ等モル配位したジアステレオ異性体の混合物が得られた。炉液の放置後に得られる錯体:L-イソロイシンおよびD-イソロイシンでは反応中と同様,fac(+)-形およびfac(-)-形が放置温度に関係なくそれぞれ得られた。また,DL-イソロイシンの場合は低温でD-イソロイシンが配位したfac(-)-形錯体,高温ではレイソロイシンが配位したfac(+)-形錯体がほぼ選択的に得られた。DL-イソロイシンの光学分割の可能牲:上記の結果から,DL-イソロイシンを使用した場合には,炉液の放置温度によってD-およびL-イソロイシンの部分分割の可能性をみいだした。

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ