Co<sub>2</sub>(CO)<sub>8</sub>を用いて調製される高活性固定化コバルト触媒の表面状態と,CO酸化とエチレン水素化反応におけるその触媒作用

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タイトル別名
  • Surface Characterization of Highly Active Cobalt Catalysts Derived from Co<sub>2</sub>(CO)<sub>8</sub> and the Catalyses in CO Oxidation and Ethylene Hydrogenation
  • Co2(CO)8を用いて調製される高活性固定化コバルト触媒の表面状態と,CO酸化とエチレン水素化反応におけるその触媒作用
  • Co2 CO 8 オ モチイテ チョウセイサレル コウ カッセイ コテイカ コ

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説明

Co2(CO)8をSiO2やγ-Al2O3にdrymixing法により固定化させて得られるC30-Co4(CO)12/SiO2やD2dあるいはD4d-Co4(CO)12/Al2O3を酸化して得られる(合成図式1)固定化Co3O4触媒(c)は,一酸e化炭素の酸化(273K)やエチレンの水素化(293K)において,従来の含浸法やイオン交換法により得られる担持触媒より2~3ケタ以上高い触媒活性を示した。EXAFS(広域X線吸収微細構造),UV/VIS拡散反射,IR,Raman,X線回折,電子顕微鏡を基礎にして,Co2(CO)8の固定化反応を出発とした各表面設計過程で形成される固定化構造や環境を検討した。 固定化触媒(c)の高活性構造は,微小(1.5nm以下)raft(いかだ)状[Co3O4]%クラスター(n=3(Al2O3)または5(SiO2))に存在する配位不飽和なCo3+(CUS)-O2-(CUS)サイト(CUS:配位不飽和サイト)(全Co の7%(SiO2)または12%(Al2O3))であると示唆された。

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