フラビンモノヌクレオチドの光退色におよぼすプリン塩基の添加効果

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タイトル別名
  • Inhibition of Photofading Reaction of Flavin Mononucleotide with Purine Bases

抄録

フラビンモノヌクレオチド (FMN) の水溶液の光退色速度はカフェインやプリン塩基の添加で抑制されるが, ピリミジン塩基やβ-シクロデキストリン添加では逆に促進される。<BR>安定化は FMN と複合体を形成することによると思われる。FMN の蛍光強度はカフェインやプリン塩基の添加之より減少するが, ピリミジン塩基やβ-シクロデキストリン添加では変わらない。FMN-カフェイン複合体の吸収ピークはFMNのピラジン環に由来する。FMNのキノン部分はカフェインによっておおわれていると考えられるが, β-シクロデキストリンやピリミジン塩基ではおおわれていないと思われる。

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