過剰な亜鉛イオンによるカルボキシペプチダーゼAの活性阻害作用-タンパク質の立体構造変化の可能性-

広瀬 順造, 喜谷 喜徳

doi:10.1080/00958978808080701

過剰な亜鉛イオンによるカルボキシペプチダーゼAの活性阻害作用-タンパク質の立体構造変化の可能性-

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広瀬順造

名古屋市立大学薬学部
喜谷喜徳

名古屋市立大学薬学部

書誌事項

タイトル別名

Excess Zinc Ions Induce the Inhibition of Carboxy peptidase A Activity by the Conformational Change
カジョウナアエンイオンニヨルカルボキシペプチダーゼ A ノカッ

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説明

過剰な亜鉛イオンによるカルボキシペプチダーゼAの活性阻害機構を,酵素反応速度論および物理化学的な方法により明らかにした。カルボキシペプチダーゼAにおいて,過剃な亜鉛イオンは,ペプチドの3種の基質およびエステルの1種の基質に対して競争阻害を示した。その阻害定数(K₁),は,(5.2～2.6)×10^-5M(mo1・dm^-3)であり,平衡透析法から得られた過剰な亜鉛イオンのカルボキシペプチダーをピゼAの解離定数(K_d=2.4×10^-5M)とほぼ一致した。