臭素酸のフロー電位差分析に用いた臭素酸イオンと臭化物イオンおよび鉄(II)イオン間の反応の過程とその反応速度

大浦 博樹, 今任 稔彦, 山崎 澄男, 石橋 信彦

doi:10.1246/nikkashi.1992.797

臭素酸のフロー電位差分析に用いた臭素酸イオンと臭化物イオンおよび鉄(II)イオン間の反応の過程とその反応速度

DOI Web Site Web Site 参考文献6件

大浦博樹

九州産業大学工学部工業化学教室
今任稔彦

九州大学工学部応用物質化学教室
山崎澄男

九州産業大学工学部工業化学教室
石橋信彦

近畿大学九州工学部工業化学教室

書誌事項

タイトル別名

Kinetic Approach to Reaction among Bromate, Bromide and Iron(11) Utilized for Potentiometric Flow Injection Analysis of Trace B r o m ate Based on Its Redox Reaction with Iron(111)-Iron(11) Buffe r
臭素酸のフロー電位差分析に用いた臭素酸イオンと臭化物イオンおよび鉄(2)イオン間の反応の過程とその反応速度
シュウソサンノフローデンイサブンセキニモチイタシュウソサンイオ
Kinetic Approach to Reaction among Bromate, Bromide and Iron(II)Utilized for Potentiometric Flow Injection Analysis of Trace Bromate Based on Its Redox Reaction with Iron(III)-Iron(II) Buffer.

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説明

既報で述べた臭素酸イオンのフローインジェクション電位差分析において計測した酸化還元電極の過渡的電位変化を考察するため,硫酸酸性溶液中の臭素酸イオン, 臭化物イオンおよび鉄(II)イオンからなる三成分混合系の反応で生成する臭素(反応中間体)の過渡的濃度変化をストヅプトフロー分光法で追跡した。この混合系での反応は式(1)で表される反癒過程からなると推測し,各反応過程の速度定数を個別に臭素濃度の経時変化から求め,混合系で観灘した過渡的濃度変化に対してシミュレーションを図った。<BR>=<BR>