四丘体部クモ膜嚢胞の1例 : 神経内視鏡手術の検討

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  • Endoscopic Treatment for Quadrigeminal Cistern Arachnoid Cyst

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四丘体部クモ膜嚢胞による非交通性水頭症に対し,これまで開頭術による嚢胞開放術,嚢胞腹腔短絡術,脳室腹腔短絡術が行われてきた.今回われわれは,頭蓋内圧亢進症状で発症した6歳女児の巨大な四丘体部クモ膜嚢胞を経験した.神経内視鏡を用い,経脳室的に嚢胞開放術を行った.同時に水頭症の改善をより確実とするため,第3脳室開窓術を追加し,著明に症状は改善した.今後,四丘体部クモ膜嚢胞に対し,内視鏡手術が治療の主体となってくると考えられ,治療戦略について検討した.

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