書誌事項
- タイトル別名
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- Uptake of Carbon Dioxide in the Demolished and Crushed Concrete
- カイタイ コンクリート ニ ヨル ニサンカ タンソ ノ コテイ
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説明
本研究では,解体コンクリート中のセメント水和物の炭酸化によるCO2の固定について検討した。モルタル片およびコンクリート片を用いた曝露試験を行って,粒径や曝露条件がCO2の固定に及ぼす影響を調べ,粒径が小さく,乾湿を繰り返した場合に,CO2の固定が著しく速くなることを示した。また,複数の中間処理工場から入手した再生砕石RC40の試験結果より,コンクリート塊を破砕して得られた1tonのRC40が結果的に固定しているCO2量を11kg-CO2程度と推定した。この結果をもとに鉄筋コンクリートのLCCO2を試算すると,CO2の固定量を考慮した場合はしない場合に比べて5.5%程度LCCO2が小さくなり,LCCCO2を試算する場合には,解体コンクリートによるCO2の固定量を考慮した方が合理的なことがわかった。
収録刊行物
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- コンクリート工学論文集
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コンクリート工学論文集 20 (1), 15-22, 2009
公益社団法人 日本コンクリート工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204405912576
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- NII論文ID
- 10024731846
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- NII書誌ID
- AN1053282X
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD1MXhsFWkt74%3D
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- ISSN
- 21862745
- 13404733
- http://id.crossref.org/issn/13404733
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- NDL書誌ID
- 9797559
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可