書誌事項
- タイトル別名
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- Visionary Approach to Sports Head Injury
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説明
スポーツ頭部外傷の問題点を可視化するために, 今日的話題をレビューした. 急性硬膜下血腫はスポーツ頭部外傷の重症型の中で最も頻度が高く, 軽症例の代表は脳振盪である. いずれも回転加速度損傷を発生機序としている. 脳振盪を繰り返すことによる重症化や慢性外傷性脳症の発生など, 脳振盪への正しい理解と対応が脳神経外科医に求められている. 重症スポーツ頭部外傷を回避するためには, 脳振盪が疑われた当日は競技復帰をさせず, 症状が消失するまでは許可しない, 復帰を許可する場合には段階的復帰プログラムを用いる, 急性硬膜下血腫など器質的病変を有するアスリートに対しては, 原則としてコンタクトスポーツへの競技復帰は許可しないことが推奨される.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 23 (12), 957-964, 2014
日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204406056192
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- NII論文ID
- 130004842117
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可