2泊3日の慢性硬膜下血腫治療

書誌事項

タイトル別名
  • Two-day Hospital Stay Surgery for Chronic Subdural Hematoma

この論文をさがす

説明

本邦の慢性硬膜下血腫の手術治療では,従来7〜10日間の入院が一般的と思われるが,2泊3日を標準期間としてその安全性を検討した,成人195名にburr-hole irrigation and closed-system drainage法にて210回の手術をした.結果,入院期間の平均は5、3日,最多は3日(45.7%),4日以内は149例(71.0%)であった.両側例や術前ADLの低い例では入院期間に延長傾向があった.術後合併症は7例,再手術は18例であった,早期退院に伴う合併症の看過,再発の増加,創部の感染はなかった.以上,慢性硬膜下血腫は2泊3日でも十分安全に治療でき,今後実践していく価値があると思われた.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ