一酸化炭素中毒患者における脳ブドウ糖代謝 : ^<18>F-fluorodeoxyglucose(FDG)positron emission tomography(PET)を用いた検討

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  • Brain Glucose Metabolism in Patients with Acute Carbon Monoxide Poisoning : An Evaluation using ^<18>F-fluorodeoxyglucose (FDG) Positron Emission Tomography (PET)

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急性一酸化炭素(CO)中毒の2症例において,PET検査による脳ブドウ糖(GLU)代謝を測定したので報告する.1症例目は15歳の女性で,高気圧酸素療法を施行後直ちに脳循環代謝とGLU代謝をPETにて測定した.明らかな脳血流量の低下は認められなかったが,両側淡蒼球,視床,前頭葉皮質でのGLU代謝の低下を認めた.2症例目は19歳の男性で,保存的に加療し,入院8日目にGLU代謝をPETにて測定し,両側淡蒼球,視床,前頭葉皮質でのGLU代謝の低下を認めた.急性期から亜急性期のCO中毒患者において認められた淡蒼球,視床,前頭葉皮質でのGLU代謝の低下は共通する所見であり,病態の解明や予後予測の指標になりうる可能性があると思われた.

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