書誌事項
- タイトル別名
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- Complications on Intraarterial Infusion of Papaverine for the Treatment of Cerebral Vasospasm
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説明
くも膜下出血後の症候性脳血管攣縮に対し, 塩酸パパベリン動脈内注入療法(PPV動注)を48例92病変に施行した.そのなかでPPV動注による一過性, あるいは永続的神経脱落症状をきたした10症例を分析し, PPV動注における合併症とその対策について考察した.0.4%(80mg/20m/)以上の高濃度投与群で神経脱落症状は多く認められ, 内頸動脈先端部での注入における至適濃度は0.4%と考えられた.しかしながら, その至適濃度のPPVを動注しても血管攣縮による虚血症状が改善しない症例は存在し, 今後は経皮的血管形成術(PTA)を併用していくことで有益な治療法になることが期待される.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 7 (12), 752-758, 1998
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204408057088
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- NII論文ID
- 110003813193
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可