書誌事項
- タイトル別名
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- Three Cases of Traumatic Atlanto-Occipital Dislocation
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説明
外傷性環椎後頭関節脱臼(AOD)は致死的なことが多く, 見逃されていることが少なくない.生存例の報告も散見されるが, 病態などに明確なものはない.われわれはAOD3例を経験したので報告する.3症例は20歳以下の交通外傷であり, いずれも高度の意識障害と心肺機能不全を呈し, 神経学的所見はbrain stem injuryが示唆された.3症例とも頸部単純X線側面像で, Powers ratioを採用し, AODの診断をした.1例は経過中に3D-CTを施行し, AODの詳細な評価をした.さらに2例はMRlを施行し, brain stem injuryの存在とその範囲を確認した.また, MRlにおけるbrain stem injuryの範囲を解剖学的見地から障害発生のメカニズムを考察した.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 8 (8), 544-549, 1999
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204408311808
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- NII論文ID
- 110003813370
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可