脳室腹腔短絡管保有患者に外傷性急性硬膜下血腫を合併した2症例

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タイトル別名
  • Two Cases of Ventriculo-peritoneal Shunt complicated by Traumatic Acute Subdural Hematoma

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抄録

破裂脳動脈瘤後の水頭症に対しventoliculo-peritoneal shunt(V-P shunt)を施行された54歳男性と61歳女性が,外傷性急性硬膜下血腫による脳ヘルニア兆候を示したが,手術により外傷前と同程度まで回復し得た症例を報告した.V-P shunt症例に外傷性硬膜下血腫を併発した場合,たとえ軽微な脳損傷でもV-P shuntの減圧効果により血腫の増大をきたし,脳ヘルニア状態にいたることがあるが,適切な治療を行えば,生命・機能予後が良好な例も存在することを示した.

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