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- 峰松 一夫
- 国立循環器病センター内科脳血管部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Treatment of Acute Brain Infarction
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抄録
現在の脳梗塞治療は,脳浮腫,出血性梗塞,脳ヘルニアなどの二次的病態の治療や再発予防,全身管理が中心である.脳卒中集申治療室での管理は予後を好転させる.最近の大規模臨床試験により,発症3時間以内の組織プラスミノーゲン・アクテベータ静脈内投与の有効性が証明された.虚血性ペナンブラを含む虚血病巣の超急性期診断法として,diffusion MRIの臨床応用が進みつつある.各種脳保護薬や低脳温療法については,すでに臨床検討の段階にある.これらの有望な治療を実効あるものとするために,早期診断・治療の重要性に関する患者・家族や医療従事者への啓蒙・教官と,脳卒中救急医療体制の確立とが急務である.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 6 (12), 813-818, 1997
日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204409773312
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- NII論文ID
- 110003812970
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可