コイル塞栓術後の脳動脈瘤手術の成績と注意点

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タイトル別名
  • Microsurgical Management of Incomplete Coiled and Recurrent Aneurysms

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症候性脳動脈瘤に対してコイル塞栓術を施行した後に,日を置いて直達手術(クリッピング術など)を行った12症例について検討した.初回塞栓術で完全閉塞ができなかった群(6例)では,初回塞栓術から平均35.5日で直達手術を行った.1例に術中出血があり,後遺症が出現した.残り4例はコイルを摘出することなくクリッピングを行い,1例はhigh flow bypassを併用して動脈瘤および母血管を閉塞した.初回塞栓術にてほぼ完全に閉塞できた群(6例)では,初回塞栓術より平均778日後に直達手術を施行した.術中の破裂はなく,2例で一過性の脳虚血症状が出現したが,退院時には術前の状態に回復した.コイル塞栓術後に直達手術を行う際は,コイルの閉塞率と手術のタイミングにより手術方法を考慮すべきである.

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参考文献 (16)*注記

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