オープンステント(弓部大動脈瘤手術でのFrozen Elephant Trunk(FET)法)
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- 加藤 雅明
- 森之宮病院心臓血管外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Frozen Elephant Trunk for Aortic Arch Repair
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説明
<p>Frozen elephant trunk法は弓部大動脈瘤治療のために考案された,外科手術とステントグラフト治療を組み合わせた元祖ハイブリット治療である.その専用デバイスの開発・薬事承認とともに,日本のみならず全世界で普及している.本法の最も良い適応は,急性A型解離にてTotal arch repairが必要となる症例であるが,弓部瘤やB型大動脈解離等,ほぼ全ての弓部大動脈手術に応用できる.本法の利点は正中開胸では吻合の難しい下行大動脈まで,左開胸なく人工血管を移植でき,肺合併症が少ないことである.最大の欠点は脊髄神経合併症の発生頻度が通常の弓部置換に比し高いことであるが,この脊髄神経障害は複数の注意点を厳守することにより3%まで減少する.</p>
収録刊行物
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- 日本血管外科学会雑誌
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日本血管外科学会雑誌 26 (5), 259-263, 2017
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204414411392
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- NII論文ID
- 130006825069
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- ISSN
- 1881767X
- 09186778
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可