書誌事項
- タイトル別名
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- Concomitant Operation for Ruptured Abdominal Aortic Aneurysm with Colon Ischemia
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説明
症例は69歳,男性.腹部大動脈瘤破裂を発症後,約30時間を経過して診断された.当院来院時に血圧低下,ショック状態であり緊急手術を施行した.腹腔内に血液の漏出があり,破裂を伴う 6cm径の腹部大動脈瘤と後腹膜腔内に多量の血腫を確認した.またS状結腸から結腸にいたる虚血所見を認めた.Y字型人工血管置換術を施行し,後腹膜を可及的に閉鎖した後に,一期的にハルトマン手術(S状結腸,直腸切除+人工肛門造設術)を施行した.急性腎不全のほか,呼吸不全,肝機能障害を合併したが,鎮静下の全身管理により血液透析,呼吸器からの離脱に成功した.一般病棟でのリハビリテーション後,重篤な後遺症なく術後23日に軽快退院した.
収録刊行物
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- 日本血管外科学会雑誌
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日本血管外科学会雑誌 17 (3), 457-461, 2008
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204416042112
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- NII論文ID
- 10026113304
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- NII書誌ID
- AN10399956
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- ISSN
- 1881767X
- 09186778
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可