ユウロピウムキレート標識ストレプトアビジンを用いるセクレチンおよびコレシストキニン-8の時間分解蛍光免疫測定法

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タイトル別名
  • Time-resolved Fluoroimmunoassay for Secretin and Cholecystokinin using Europium chelate-labeled Streptavidin

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ユウロピウム(Eu)(III)キレートを用いる時間分解蛍光免疫測定法をセクレチンおよびコレシストキニン-8(CCK-8)の測定に応用し検討した。免疫反応は抗家兎IgG抗体を固相化したマイクロタイタープレート中でセクレチンまたはCCK-8とビオチン標識セクレチンまたはビオチン標識CCK-33とをそれぞれの特異抗体に対し競合反応させる方法で行った。洗浄後,固相上のビオチン標識セクレチンまたはビオチン標識CCK-33の検出にはEu(III)キレート標識ストレプトアビジンを用い時間分解蛍光強度を測定した。このときセクレチンの検量域は25~1000Pg/ml,CCK-8のそれは62.5~32000Pg/mlであった。さらにCCK-8は固相上のピオチン標識CCK-33を西洋ワサビペルオキシダーゼ標識ストレプトアビジンと反応させた後,ELISA増幅システムを用い増幅し,同様な方法で時間分解蛍光強度を増強させ測定した。これを組み合わせることによりCCK-8の検出感度が上昇し,その検量域は2~1000Pg/mlとなった

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