書誌事項
- タイトル別名
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- The Polymerizations of 1, 3-Dioxolane and Tetrahydrofuran by the Binary System of Metal Acetylacetonates and Acetyl Chloride
説明
1, 3-ジオキンランおよびテトラヒF Pフランがある種の金属アセチルアセトナート[Me(acac)x]で,塩化アセチルの存在下0℃で重合し,ポリエーテル構造からなるポリマーを与えることを見いだした。Me(acac)謬および塩化アセチルそれぞれ単独では開始活性を示さず, Me(acac)xのうちではFe(acac)3との二元系がもっとも高い活性を示した。Fe(acac)3-CH3COCI系を用いた場合,重合は[CH3COCl]/[Fe(acac)3]のモル比が2以上で起こり,それ以上モル比が大となるとともに重合速度は大となった。また,生成ポリマーの収率および還元粘度は重合時間とともに増大した。この場合,誘導期が現われるが,それはこの開始幽遠を熟成することによって短縮された。ESRスペクトルをFe(acac)3と塩化アセチルの反応を通じて測定したところ,塩化鉄の生成が確かめられた。したがって,重合はFe(acac)3と塩化アセチルの反応を通じて生成したアセチルカチオソあるいは塩化鉄によって開始されることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1973 (1), 168-174, 1973-01-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204417773440
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- NII論文ID
- 130004154338
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可