書誌事項
- タイトル別名
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- Optical Resolution of <SUB>DL</SUB>-Mandelic Acid by Preferential Crystallization Procedure
- 光学分割 I DL‐マンデル酸の優先晶出法による光学分割
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説明
DL-マンデル酸(DL-MA)とアミン類との塩について優先晶出法による分割の可能性を検討した。そして各アミン塩のラセミ体と活性体のIR,溶解度,融点を比較することから,それらがラセミ混合物,ラセミ化合物,ラセミ固溶体のいずれを形成しているかを検討した。結果として,ジイソプロピルアミン(DIPA)塩はラセミ混合物,ジシクロヘキシルアミン塩とジフェニルアミン塩に関しては,ラセミ固溶体であり,またブチルアミン塩,アニリン塩ジエチルアミン塩およびその他の塩に関してはラセミ化合物であることがわかった。そしてジエチルアミン塩,DIPA塩,ジシクロヘキシルアミン塩,ジフェニルアミン塩について分割実験を行ないDIPA塩についてのみ分割可能であるという結果を得た。DL-MA・DIPA塩の分割において,分割温度と過飽和度が分割に与える影響についても検討した。過飽和度116~125%において光学純度の高い光学活性体が得られた。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1979 (8), 1092-1096, 1979-08-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204417885312
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- NII論文ID
- 130004156483
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- COI
- 1:CAS:528:DyaE1MXlvFaqtrc%3D
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可