トリス(エチレンジアミン)錯体ならびに各種硫酸塩の水に対する無限希釈における水和数と溶解熱

書誌事項

タイトル別名
  • Hydration Number and Heat of Solution in Water of Tris (ethylenediamine) complexes or Several Sulfates at Infinite Dilution

説明

ニッケル(II),カドミウム(III)およびクβム(III)の8種のトリス(エチレンジアミン)錯体,硫酸塩を主とする6種の単純塩,錯イオンの荷電の異なる7種のクロム(III)錯体および比較のため,それぞれ2種のコバルト(III)錯体とビス(エチレンジアミン)銅(III)錯体について25°Cの無限希釈における水和数および水に対する溶解熱を測定した。その結果によると構成イオンについて加成性がほぼ成立し,その19イオンあたりの水和数は平均してそれぞれ[Ni(en)3]2+14,[Cd(en)3]+22,[Cr(en)3]3+18,[Co(CO3)(NH3)4]÷24,[Cu(en)2]2+15,0H槽5。6molの値が得られた。島しかし,硫酸イオンの水科数は7および16の2種類の結果が得られた。トリス(エチレンジァミン)錯イオンでは中心金属のイオン半径の大きなものほど,大きな水和数値を示す傾向にあるようである。クロム(斑)錯イオンの水和数は平均してCr(NH3)6ユ3÷は12で[CrCl2(H20)4]÷および[CrCl(NH3)4(H20)]2+の16,および15より小さく,[Cr(NCS)6]8轍の6より大きく荷電による水和数の変化の傾向はコバルト(III)錯体の場合雲と同0であった。また,溶解熱は硫酸塩の-,部を除き-.t.6kcal/H20 m。1によい-致がみられた。

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