チタンテトラブトキシド-ジエチルアルミニウムクロリド触媒系によるイソプレンの二二量化

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タイトル別名
  • Dimerization of Isoprene by Means of Titanium Tetrabutoxide-Diethylaluminum Chloride Catalyst System
  • チタンアルコキシド‐有機アルミニウム触媒系によるイソプレンのcis‐1,4‐重合 II  チタンテトラブトキシド‐ジエチルアルミニウムクロリド触媒系によるイソプレンの二量化

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イソプレンの,cis-1,4一重合触媒であるチタンテトラブトキシド[Ti(OBu)4]-ジエチルアルミニウムモノクロリド[AlEt2CI]系で,高重合と並行して低重合も進行することが判明した。この低重合体の約50%は二量体であって,主として2種類の異性体を含んでいる。それらの構造推定の結果,鎖状の2,6-ジメチル-1,3,6-オクタトリエン[1]と環状の2,4-ジメチル-4-ビニル-1-シクロヘキセン。[2]であることが確認された。二量化反応の速度論的検討および触媒系への2,2'-ビピリジル,またはトリフェニルポスフィンの添加効果の検討から二量化反応の開始機構を考察し,Ti(OBu)4-AlEt2Cl触媒系がイソプレンの高重合および低重合に対して多元的な活性点をもっていると推定した。

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