書誌事項
- タイトル別名
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- NMR Study on the Reaction of Cresols with Formaldehyde Catalyzed by Ammonia
説明
二官能性フェノールとしての-クレゾールおよびP-クレゾールを用いたアンモニアレソールの生成について,とくにその含窒素化合物の挙動に注目しながら,NMRを用いて反応を追跡した。その結果,いずれのクレゾールの場合もアンモニアレソールとしての初期生成含窒素化合物はトリベンジルアミン型第三級アミンとみられ,これがジベンジルアミンおよびオキサジン化合物へと移行していくと考えられる。したがってNMR解析の結果から求められる反応時間に対する分子量の変化をみると,反応初期の分子量は大きいが,その後次第に減少し,ついで縮合が進行するとふたたび分子量が増加する傾向がみられる。<BR>o,p-クレゾールの反応性については,p-クレゾールの反応速度が速い。o-クレゾールにおけるオルト位とパラ位の反応牲については,赤外吸収スペクトルおよびNMR所見の結果,オルト位にまず含窒素化合物の付加が生じるものと考えられる。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1974 (6), 1138-1142, 1974-06-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204419170176
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- NII論文ID
- 130004155043
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可