銅-部分四級化ポリ(ビニルピリジン)錯体による酸化重合の熱力学パラメーター

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  • Thermodynamic Parameters of the Oxidative Polymerization Catalyzed by Copper-Partially-quaternized Poly(vinylpyridine) Complexes

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銅(II)-部分四級化ポリ(ビニルピリジン)(QPVP)錯体を触媒とする2,6-キシレノールの酸化重合の熱力学パラメーターを求め,錯体の形態と関連させてQPVP触媒の静電効果を考察した。 QPVP触媒系では中間錯体がエンタルピー的に安定であるが,これは静電反発によるQPVP鎖のヒズミのためCu(I)錯体が相対的に安定化されるためと考えられる。 QPVP触媒では活性化段階のエントロピーも大きく,とくにQPVP錯体が収縮した系で大きかった。 QPVP触媒によるかフェニレンジアミンの酸化反応では,基質の配位によりQPVP錯体のキレート構造は破壊される。

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