1,4-ナフタレンジオールの酸化反応過程における中間体の吸収スペクトル

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タイトル別名
  • Absorption Spectra of the lntermediates for the Oxidation of 1, 4-Naphthalenediol

説明

1, 2-および1,4-ジヒドロキシ芳香族化合物は,アルカリ性溶液中で容易に酸化を受け,ラジカルアニオンを経由して対応するキノンに変化する,しかしながら,ラジ劇壇アニオンおよびその前駆体として生成するイオン種が不安定なため,紫外吸収スペクトルぼ測定されたもの一部のP-ベンゾキノソのメチル置換体にかぎられていた。著者らは,窒素置換をした水溶液中で生成させた中間体を,フローセル(flow cell)を用いて測定することにより,スペクトル的知見を得た。すなわち,いままで報告されていない,1,4-ナフトキノン-1,4-ナフタレソジオール系において,3種の吸収スペクトル(モノアニオン；337 nm,ジァニオン；351 nrn,ラジカルアニオン；389,299nm)が観察された。同様の方法を用いて,P-ペンゾキノン-ヒドロキノン系においても,3種の吸収(モノァニオソ；293nm,ジァニオン；310nm,ラジカルアニオン；430,404,317,310 nm)が帰属された。これらの吸収スペクトルは,アルカリ添力量増すにつれて長波長側に生成した。

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