幼児期に開口障害を認めた下顎頭過形成の1例

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  • A case of mandibular condylar hyperplasia in infancy
  • ヨウジキ ニ カイコウ ショウガイ ヲ ミトメタ カガクトウ カケイセイ ノ 1レイ

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抄録

下顎頭過形成については数多くの報告があるが,幼児の報告例はわれわれが調べたかぎりではない。それは,下顎頭過形成の主症状が顔面非対称や咬合不全であり,幼児期では気づかれにくかったり,気づかれても治療の対象とはならなかったりするためと思われる。われわれは,1歳児の下顎頭過形成の患児に対し,開口障害を認めたために早期に下顎頭切除術を施行したところ,6歳時に開口障害を再発したため,側頭筋皮弁の挿入を併用した顎関節形成術を施行した症例を経験したので報告する。

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