パノラマ4分割像での変形性顎関節症の画像診断
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- 五十嵐 千浪
- 鶴見大学歯学部口腔顎顔面放射線・画像診断学講座
書誌事項
- タイトル別名
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- Image diagnosis of osteoarthrosis of the temporomandibular joint using the panoramic TMJ (temporomandibular joint) radiograph
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説明
<p>顎関節疾患のなかでも,変形性顎関節症の確定診断は画像診断である。パノラマ4分割撮影法は,最大開口位で撮影することで,通常のパノラマX線像で生じる下顎頭と側頭骨との重複を避けることが可能で,顎関節部の骨変化の評価が容易になる。本原稿の目的は,パノラマ4分割画像を用いることで,一次医療機関における変形性顎関節症の臨床診断精度の向上の一助とすることである。パノラマ4分割画像で,日本顎関節学会から提唱されている,骨皮質の断裂を伴う吸収性骨変化(erosion),骨辺縁部の局所的な骨増生(osteophyte),吸収性変化を伴う下顎頭の縮小化(atrophy)の典型的画像を供覧し,さらにMR像と対比することで,画像所見を明らかにする。</p>
収録刊行物
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- 日本顎関節学会雑誌
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日本顎関節学会雑誌 29 (2), 85-91, 2017
一般社団法人 日本顎関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204421142912
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- NII論文ID
- 130006825331
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- ISSN
- 18844308
- 09153004
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可