2011年夏季の専業主婦の節電行動の規定要因の分析

書誌事項

タイトル別名
  • A Causal Analysis of the Determinants on Power-saving Behavior of Housewife of Summer 2011
  • 2011年夏季の専業主婦の節電行動の規定要因の分析 : 個人費用便益認知と社会費用便益認知の比較を中心に
  • 2011ネン カキ ノ センギョウ シュフ ノ セツデン コウドウ ノ キテイ ヨウイン ノ ブンセキ : コジン ヒヨウ ベンエキ ニンチ ト シャカイ ヒヨウ ベンエキ ニンチ ノ ヒカク オ チュウシン ニ
  • -個人費用便益認知と社会費用便益認知の比較を中心に-
  • The Comparison of Individual Cost-benefit Cognition and Social Cost-benefit Cognition

この論文をさがす

説明

家庭の節電に係る社会費用便益認知と個人費用便益認知を考慮した節電意図・行動・効果プロセスを,市民への質問票調査結果を用いた共分散構造分析により明らかにするとともに,多母集団同時分析により地域(東京都,大阪府)と2010年夏季の節電経験(経験群,未経験群)の違いが,個人の節電意図・行動・効果プロセスに与える影響の差異を検証した。結果,社会費用便益認知と個人の経済性認知は節電行動を喚起させ節電効果に寄与すること,節電意図により個人の利便性認知は高まる(不便という意識は低減する)が節電行動には寄与しないこと,社会費用便益認知要因は経済性認知要因よりも節電行動を高めることを明らかにした。加えて,地域別・前年節電経験別の違いとして,経済性認知により節電行動を高めるのは東京のみであること,前年節電未経験群は相対的に社会費用便益認知を強く評価することで節電行動を高めることなどを明らかにした。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ