再生磁器製造システムのMFCA-LCA統合評価

書誌事項

タイトル別名
  • MFCA-LCA Integrated Assessment of Recycled Porcelain Production System in Seto-City, Aichi Prefecture
  • 再生磁器製造システムのMFCA-LCA統合評価 : 瀬戸市の取り組みを例にして
  • サイセイ ジキ セイゾウ システム ノ MFCA-LCA トウゴウ ヒョウカ : セトシ ノ トリクミ オ レイ ニ シテ
  • -瀬戸市の取り組みを例にして-

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説明

陶磁器は少量多種のため使用後のリサイクルが進んでいない。陶磁器の産地では使用済み陶磁器を粉砕して,再生陶磁器の開発が実施されている。しかし,再生陶磁器の環境負荷低減効果,経済的効果は定量的に評価されていない。本研究では,再生陶磁器の環境・経済面の効果を明らかにするために,愛知県瀬戸市において開発された低温焼成再生陶磁器「Re 瀬ッ戸」のMFCA-LCA統合評価を行った。その結果,MFCAに関しては,資源ロスを表す負の製品コストが再生陶磁器製造では既存瀬戸焼と比較して粉砕・製土工程で20%,製造工程で1.0%低下した。また,環境影響については,粉砕・製土工程でLIME統合化指標が9.2%,製造工程で8.6%低下,全体では8.3%低下した。以上より,再生陶磁器の環境・経済面の有効性が明らかになった。

収録刊行物

  • 環境科学会誌

    環境科学会誌 27 (5), 277-288, 2014

    社団法人 環境科学会

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