軟口蓋麻痺で発症した acute oropharyngeal palsy 例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case of acute oropharyngeal palsy with palatoplegia as the initial symptom
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説明
<p> Guillain-Barre 症候群 (以下GBS) の亜型で稀なもののひとつに acute oropharyngeal palsy (以下 AOP) があり, 今回我々は軟口蓋麻痺を初発症状とした AOP の 1 例を経験した. 症例は16歳の男性で, 両側軟口蓋の挙上不良, 開鼻声を呈した. 急性発症の末梢神経疾患が考えられ, GBS の亜型である可能性も疑い, 抗ガングリオシド抗体を調べ, 抗 GQ1b-IgG 抗体, 抗 GT1a-IgG 抗体の上昇をみとめ, AOP と診断した. その後, 経過観察のみで徐々に症状は改善し, 約 1 ヵ月後に症状が消失した. 耳鼻咽喉科医の口腔咽頭診察において, GBS の亜型疾患を念頭に置くことが重要と考えた.</p>
収録刊行物
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- 口腔・咽頭科
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口腔・咽頭科 30 (2), 171-174, 2017
日本口腔・咽頭科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204428969984
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- NII論文ID
- 130006826265
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- ISSN
- 18844316
- 09175105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可