精神科リハビリテーションとしてのレクリエーション療法の再生と評価に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Regeneration and Evaluation of Recreation Therapy as Psychiatric Rehabilitation
  • セイシンカ リハビリテーション ト シテノ レクリエーション リョウホウ ノ サイセイ ト ヒョウカ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

本研究の目的は、精神科病棟に入院中の精神疾患患者の様々な集団に適応でき、臨床看護師が実践可能な治療的要素をもつレクリエーション療法をプログラミングして実践し、それを患者の視点から評価することである。研究方法は、本プログラムに参加した患者43名9グループを対象に、半構成的面接を行い、内容分析を行った。結果、レクリエーション療法の評価に関する762のコードから97の項目を抽出した。項目から<運営者の態度><計画性><効果>カテゴリーを抽出し、それぞれ否定的項目と肯定的項目に分類した。<効果>の項目は、更に《生理的効果》《心理的効果》《社会的効果》のサブカテゴリーに分類した。患者は<運営者の態度>に敏感に反応しており、<運営者の態度>を改善し評価する必要性がある。患者はレクリエーションの参加に抵抗を感じている場合があり、これを軽減する配慮が必要である。《生理的効果》《心理的効果》は、社会復帰する際に必要な要素になっていた。《社会的効果》は、他者との交流を促進させる最も強力なリハビリテーションになっていた。これらの項目を基に、より治療効果の高いレクプログラムを作成し、評価項目を洗練させる必要性が示唆された。

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参考文献 (15)*注記

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