北海道中部・南東部におけるカケスの分布

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タイトル別名
  • Distribution of Jay Garrulus glandarius brandtii in central and south-eastern Hokkaido
  • ホッカイドウ チュウブ ナントウブ ニ オケル カケス ノ ブンプ

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抄録

1976〜1996年の4月下旬〜7月中旬に北海道中部と南東部において繁殖期のカケスの分布を調べた。カケスは森林と農耕地で観察されたが、住宅地とハイマツ林帯では見られなかった。出現率は常緑針葉樹林で50%、針広混交林で35%、落葉広葉樹林で34%で、カラマツ人工林で28%、農耕地・林で19%、農耕地で7%であった。標高別では、主に600m以下で出現率が比較的高く、垂直分布の上限は標高900m台であった。カケスは、カラス科鳥類のなかでは森林に強く依存する種といえる。

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