Study on the Teaching Method of Mastering the Aseptic Techniques

  • Kadekaru Eiko
    Department of Fundamentals of Nursing, Faculty of Nursing, Chiba University
  • Onodera Tosie
    Department of Fundamentals of Nursing, Faculty of Nursing, Chiba University
  • Yamagisi Hitomi
    Department of Fundamentals of Nursing, Faculty of Nursing, Chiba University
  • Kiuchi Yoko
    Department of Fundamentals of Nursing, Faculty of Nursing, Chiba University
  • Usui Hiroko
    Department of Fundamentals of Nursing, Faculty of Nursing, Chiba University

Bibliographic Information

Other Title
  • 無菌操作技術の修得を促す教育方法に関する研究

Description

医療従事者にとって無菌操作技術は患者の安全を守るうえで不可欠な技術であるが, 現場では無菌操作の原理に反した行為が間々見られる. これは教育方法に問題があるのではないかと考え, 結果としての行為よりも行為を導くイメージづくりに重点を移し, 学生のあたまに無菌操作技術の具体的な行為とその意味と原理とがつながった立体的な像が形成されるよう教育してきた. 無菌操作技術の実習はその基本技術の修得後, モデルで導尿, 人体からの採血, 人体への注射へと段階的に進めている. 基本技術の授業の展開方法は次の通りである. [(1) 具体例から無菌操作の必要性を現実的に描く.(2) 無菌操作の原理をおさえた後, 教材ビデオを視聴し, その中にみられる行為の意味を原理に照らして考えながら立体像を描く.(3) 単純にモデル化した基本的な無菌操作技術 (傷の手当ての介助) の教材ビデオを視聴し, その立体像が各自のあたまに明確に描けるまでイメージ・トレーニングを繰り返す.(4) 描けた立体像に導かれながら物品を用いて練習する.(5) 教師の個別チェックを受ける.(6) 修得状況を自己評価する].このような学習を重ねていく中で, 短時間で基本技術が修得できるようになり, 導尿や採血, 注射などの学習時に技術のくずれが少なく, 原理的な判断ができるようになってきた. 以上より, 立体像形成を促す教育方法は無菌操作技術の修得上有効であるとの示唆を得た.

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001204436537600
  • NII Article ID
    130001738671
  • DOI
    10.11550/jsei1986.5.2_53
  • ISSN
    18842429
    09183337
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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