医療材料のエチレンオキサイドガス滅菌に伴う安全性
書誌事項
- タイトル別名
-
- Safety on Ethylene Oxide Sterilization for the Medical Devices
説明
ガス滅菌に使用されているエチレンオキサイド (EO) ガスは生体に対する毒性や医療材料への残留などの問題が指摘されている. そこで, 病院滅菌室においてEOガスが適正に管理されているかを総合的に把握した.<BR>滅菌運転終了後, 作業中での室内EOガス濃度は滅菌器扉開口脇で1.27~5.59ppm, 局所排気口付近で1.41~5.88ppmおよび器内では0.56~5.88ppmであったが, 作業環境中濃度および個人曝露濃度は検出されなかった.<BR>滅菌バッグ内EOガス濃度は滅菌直後で1.18~194ppmを示したが, エアレーション後はND~8.33ppmと低減し, 保管1日目でバッグ内EOガス濃度は認められなかった. また, 材料へのEO残留量は滅菌バッグ内EOガス濃度と同様の低減傾向を示したが, 保管1日目ではND~34ng/gの残留が認められ, 保管2日目では認められなかった.
収録刊行物
-
- 環境感染
-
環境感染 8 (2), 17-22, 1993
日本環境感染学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204436627200
-
- NII論文ID
- 130001738612
-
- ISSN
- 18842429
- 09183337
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可