エネルギー価格,代替弾力性と技術変化

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タイトル別名
  • Energy Price, Substitution Elasticities and Technical Change
  • Econometric Analysis by Translog Cost Function
  • トランスログコスト関数による計測

抄録

エネルギー危機が問題になり,産業構造が大きく変化したと言われている時期を含んだ昭和40年から54年のデータを用いて,本源的生産要素に加えて輸入エネルギーを一つの生産要素と考え,双対なトランスログ型コスト関数により,我が国のエネルギー弾力性の計測を行なった.モデルとして従来あまり考慮されていなかった技術変化を同時に取扱うことにより,最近15年の技術変化の方向と要素価格の関係を考察する.次により現実的であるダイナミックな調整過程を導入したモデルにより,短期と長期の弾力性の計測を行った.結果として,エネルギーと資本の代替弾力性は補完的,又資本と労働,労働とエネルギーは安定的な代替性を得た.更に,ダイナミックモデルの有用性が確かめられた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204437810176
  • NII論文ID
    130003582347
  • DOI
    10.11329/jjss1970.13.73
  • ISSN
    21891478
    03895602
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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